設立10周年記念対談企画

おかげさまで設立10周年
各界を代表する方々との対談を企画
株式会社アーベーツェーは2018年1月31日に設立10周年を迎えました。
会社設立当時は、まだ日本の製薬業界においてDTCに対する理解が進んでいるとは言えず、この新しいマーケティング手法を製薬企業各社に啓発しながらの毎日でした。
そこで、この節目を記念して、DTCに関する話題を中心に関連する各界を代表する方々との対談を企画いたしました。

大石 芳裕(おおいし よしひろ)氏との対談

著者は2001年に入学した明治大学大学院経営学研究科のマネジメントコース(MBAコース)で、指導教授である大石教授と出会う。当時、医薬品の専門広告代理店で広告とマーケティングの実務に従事し、米国の製薬業界で取り組まれていたDTCを体系的に理解し、把握するための研究に取り組んでいた著者に大石教授は研究者の学際的な視点から研究への指導を行ったという。

沼田 佳之(ぬまた よしゆき)氏との対談

医薬情報とマーケティングの専門誌編集長として、製薬業界や医学・医療界、医療行政を見つめてきた沼田氏。製薬業界を取り巻く環境の変化や地域医療連携・地域包括ケアへと向かう医療界の動向、ICTやIoT、ビッグデータ、AI技術など進化するIT技術と医薬マーケティングの関係などについて語っていただいた。

加藤 和彦(かとう かずひこ)氏との対談

外資系の製薬企業や食品メーカーを経て、エビデンスに基づいたマーケティング支援サービスを提供するベンチャー企業を立ち上げた経験をもつ加藤氏。20年以上も前から、患者さんへの情報提供やコミュニケーションのあり方を模索してきた同氏の目に、インターネットやIT技術が進歩した現在はどのように映るのか、今後の方向性や可能性について話していただいた。

香取 久之(かとり ひさゆき)氏との対談

香取氏は製薬会社に勤めていた時代に、マーケティングの社内勉強会に同僚から誘われて参加した際に講師として招かれていた著者と知り合う。その後、コールセンターの立ち上げ責任者を務めるなど、製薬企業のなかで重要な役割を果たしてきた。そこで経験したことと、難病患者としてのご自分の経験をもとに医師・研究者や医療機関、行政、製薬企業等と患者さんや家族(当事者)をつないでいくことがもっとも大切なことだと気づかされたと話す。

高橋 義宣(たかはし よしのぶ)氏との対談

ノーベルファーマの営業企画部長当時、月経困難症治療薬のDTCマーケティングで陣頭指揮をとられた高橋氏。会社として初めて取り組んだDTCの活動は、さまざまな課題や難問に直面しながらも、結果的には患者さんから感謝され、好調な販売につながったという。そのときの経験を振り返っていただきながら、医薬マーケティングにおけるDTC本来の役割や目的について語っていただきました。